株式会社ジーネス

空中超音波探傷装置(インライン対応)

従来の超音波探傷では、試験体に超音波を伝えるために水などの接触媒質が必要であり、錆や変質が懸念される試験体には適用が困難でした。低周波超音波探触子や、高出力超音波探傷器、信号を増幅するアンプとノイズを除去するフィルタを使用することにより、接触媒質が不要な空中探傷が可能になりました。

並列配置した複数の探触子もつ固定架台を、製造ラインの搬送機構に取り付けるだけで、鋼板はもちろん、板状の建築資材などの内部のきずの検出が自動化できます。木材の製造ラインに後付けで探触子等を追加することで、無垢材、構造用集成材、CLT建材などのローコストな自動検査も実現できます。

空中超音波探傷装置(インライン対応)のカタログはこちら。

超音波探傷画像処理システム(GSCAN)

超音波を利用した非破壊検査により製品・部品・素材を自動走査し、内部のキズの様子を画像化します。
各種サイズの水槽を利用し、水浸反射法・透過法により内部の状態を数十～数百ミクロン単位で検査します。

材料内に発生した微小クラックまたは、母材に内在するボイド（気泡）など材料内部の状態変化をスキャニングし、最新の画像処理技術により映像化します。評価アプリケーションも充実しており、ニーズに合わせた仕様に対応可能です。

創業以来、重工業系メーカー様、JAXA様、自動車メーカー様など数多くのユーザー様に多数納入し、製品の安全・安心に貢献して業界をリードしてきました。

超音波探傷画像処理システム(GSCAN)のカタログはこちら。

ジーソニックカップラント

横波（せん断振動）も伝搬できる油性接触媒質で超音波探傷では横波用の接触媒質として使用できます。また、吸湿による感度低下も少なく長時間使用可能です。

中ぐり車軸探傷装置(SBA-60HS)

中ぐり車軸の外表面に発生する微小クラックを検出し映像化します。自動感度調整、自動判定、カップリングチェック機能など信頼性の高い検査が可能なほか、形状エコーと欠陥エコーが容易に識別できる機能が充実しています。

「新幹線中空車軸超音波探傷システム」のカタログはこちら。

フェーズドアレイ超音波探傷画像処理システム

機械的走査と電子的走査により、高速探傷が可能です。焦点位置やピッチを電子的に設定することができるというメリットがあります。平面形状で大型のものを探傷する際により効果があります。

フェーズドアレイプローブは、単一筺体の中に複数の超音波振動素子を直線的に配列させたもので、各振動子のパルスタイミングを電子的に制御することにより超音波ビームを任意の方向に偏向・集束・移動させることができます。これにより、広範囲での探傷が可能となり、短時間でCスコープを描画するデータを取得することができます。

ドライカップリングシート

液体接触媒質を使用せずに接触媒質に使用できる減衰の少ない材料です。探傷実績として、ディレイライン付き15MHzの探触子でも探傷可能です。

中ぐり車軸探傷装置(マルチチャンネル MAX8ch)
(GCI-3065HS)

中ぐり車軸の内外表面、円周方向及び軸方向に発生する微小クラックを検出し映像化します。自動感度調整、自動判定、カップリングチェック機能など信頼性の高い検査が可能なほか、形状エコーと欠陥エコーが容易に識別できる機能が充実しています。

卓上型超音波探傷画像処理システム(GSCAN Light)

X - Y 機構を用いて水浸超音波探傷を行い、その信号から平面図（Cスコープ）等を描画する装置です。Aスコープメモリ機能により、収録後の解析が可能です。従来装置に比べ低価格・小型化を実現しました。

パルサーレシーバー(GNES-1001-PR)

帯域幅：３００Hz～２０MHｚ（±３dB）
パルス出力：最大 ６００V (１０V Step）
サンプリング周波数：０．５～１００ＭＨｚ

パルサーレシーバーのカタログはこちら（弾性率内耗測定装置および材料表面音診機と共通カタログ）。

中実車軸探傷装置(G-AUTO ATMS 7)

中実車軸に発生する微小クラックを検出し映像化します。自動判定、波形形状判定、Ａスコープメモリーによるフルウェーブ断面表示機能で形状エコーと欠陥エコーが容易に識別できます。

「鉄道車両車軸超音波探傷システム」のカタログはこちら。

空中超音波探傷装置(GSCAN type.AERO)

従来の超音波探傷では、試験体に超音波を伝えるために水などの接触媒質が必要であり、錆や変質が懸念される試験体には適用が困難でした。低周波超音波探触子や、高出力超音波探傷器、信号を増幅するアンプとノイズを除去するフィルタを使用することにより、接触媒質が不要な空中探傷が可能になりました。
航空宇宙向けCFRP素材や、リチウムイオン電池、無垢材、構造用集成材、CLT建材などの検査に対応可能です。
空中超音波探傷装置のカタログはこちら。

インライン探傷装置

お客様の要望に応じて、搬送方法やパレット、各種制御方式、データ管理、そして周辺機器の搭載など、必要な機器を装置環境に合わせて組み合わせ、装置を製作することが可能です。「ケーススタディ」のページを参考までにご覧ください。

材料負荷試験装置(GSCAN E)

材料試験機と超音波探傷装置をドッキングすることにより、材料試験機から得た材料の微小な変化時の信号を超音波スキャナーに送り、すぐに超音波探傷を行うことによって破壊の起点がタイムロスなく検査できます。

ポータブルデジタル超音波探傷器

高性能な探傷機能を備え、幅広い用途に対応可能な従来型の超音波探傷器です。ポータブル性・使いやすさと高性能を両立させており、耐久性にも優れており、持ち運びが簡単であることから、現場での探傷が行えます。
受信周波数：標準モード０．５MHz－３０MHz(-３dB)
PAモード１KHz－１０MHz

フルデジタルマルチ超音波探傷器(Ｇ-UT 2000)

標準４ＣＨ（最大32CHまで拡張可能）
出力電圧；４００Ｖ
受信帯域；０．５～１５ＭＨｚ
フィルタ；ＢＢ／１／２．２５／５／１０ＭＨｚ
設定感度；８０ｄＢ／０．１ｄＢステップ
ゲート；独立３ゲート
ゲート追従；Ｓ、Ｂ、Ｓ＋Ｂエコー
エコー表示；ＲＦ、全波、正半波、負半波

弾性率測定器（弾性率内耗測定装置(UMS-H／R)）

超音波を試験体に入射し反射時間を測定することにより、製品・部品・素材の物性とその変化を、ヤング率、剛性率、体積弾性率、圧縮率、ラーメパラメータ、ポアソン比、音速異方係数などの同時測定によってとらえることできます。センサーを接触できるスペースと平行部があれば製品でも測定が可能です。金属・セラミックその他各種固体材料のヤング率など複数のパラメータを全12種類同時に表示できます。

弾性率測定装置のカタログはこちら。

材料表面音診機(USH-SD/SN)

ＳＨ波（Horizontaly Shear Waves）パルスを利用して、常温における個体材料の表面層付近の材質変化を非破壊的に測定・解析診断する装置です。金属・セラミックス・ポリマー・ゴムなどの個体材料表面の材質変化量と特定の波形パラメータ変化との検量線を作成し、硬度、疲労、膜厚、劣化、クラックなどの材料特性評価を行うことができます。さらに物質の構造や物性、あるいは表面の物理的および化学的な基礎物性を解明し、材質設計の基本データ構築の一助ともなります。

材料表面音診機のカタログはこちら。