受託探傷
複合材の超音波探傷
炭素繊維強化プラスチック(CFRP・カーボン)の最初に発生する疲労損傷をトランスバースクラック(強化繊維の厚み方向に進展するクラック)といい、積層間の剥離と交互に発生し進展します。また、CFRPの超音波探傷においては積層界面や繊維、微小ボイドなどからの反射の影響を受けて識別性が低下する場合があります。
ジーネスでは航空宇宙の分野で得た先端材料の品質評価・手法をもとに市場に流通するCFRP成型品の受託試験をいたします。
CFRPは表層部に集中負荷を受けるとクラックと剥離が交互に発生し進展することから図2のように積層間の剥離は下層に向けて広がるため、落車や工具落下または飛び石などにより発生し、見た目は小さな外傷であっても内部では重大な剥離が進行している場合があります。
下記に評価手法の例を示します。
衝撃負荷試験後の超音波深傷
品質評価の対象となる主な製品
●自動車および航空宇宙などの部品・部材
●その他CFRP成型品・異素材の品質評価
☆上記に挙げていない製品や素材についても非破壊検査をご希望であれば、お気軽にご相談ください。
検査体により、評価手法は異なります。